【漫画】オールラウンダー廻 の評価と感想

70‘s

みなさんこんにちはKENTです。

 

格闘技は好きですか?

私が幼いころ「PRIDE」や「K-1」をテレビで見たり、ボクシングを見たり、高校生から「UFC」を見たり、最近は「RIZIN」などを現地にまで見に行くようになり、なにかと格闘技を見ている人生になりました。

そんな格闘技好きなら誰しもが読むべき作品のレビューがここにはあります。

では早速紹介していきます。

 

タイトル:オールラウンダー廻

作者:遠藤浩輝

巻数:全19巻

連載誌:イブニング

 

あらすじ

打ち込めるものを探している高校生の高柳廻は、かつて空手を習っていた経験からなんとなく修斗を始める。半年ほど経ったある日、半ば強引に出場させられたアマチュアの大会で、幼馴染の山吹木喬と偶然に再開する。修斗にそれほど打ち込んでいなかった廻だが、喬の修斗に対するストイックな姿勢と厳しい言動に触発され、徐々に修斗に対して真面目に取り組んでいくようになる。

 

ストーリー(16点)

いたって普通の格闘技漫画。

ただ、普通といっても展開が普通というわけではなく、学生やサラリーマンのような普通の人が決して華やかというわけでもない規模の普通の大会で勝ち負けしているストーリーで、その異質とまで言える普通さがこの作品の醍醐味である。

一方で、内容が少し地味なので格闘技好き以外の人がどこまで楽しめるのかはわからない。

 

作画(14点)

全体的に非常に丁寧に描かれており、技の攻防なども見やすく描かれていた。

デザインもしっかりと描き分けられており、ダメなところが特にない分、特段いいというところもなかった。

 

独創性(17点)

格闘技界のリアルを描いているような作品で、実際の格闘技の「煽りV」をひとつの物語にしているような感じだった。

物語として創り上げていく場合、それがもつ華やかな部分にフォーカスを当てて創ることが多いが、どこまでもリアルを追及しているのは新鮮だった。

 

キャラクター(15点)

人間誰しもつらい過去などあるが、その過去がリアルすぎて重いストーリーも非常に多い。

人物の背景描写がしっかりとしており感情移入できる一方で、格闘技以外の側面が厚く、分けて考えられなくなることも多い。

ただ、格闘技好きからしたらバックボーンも含めて、試合を作品として見れるので評価の分かれるところ。

 

影響力(8点)

一度ソシャゲに登場したことがあるようだが、そこまで反響があったとは言えない。

大衆受けする作品ではないが、漫画と格闘技が好きな人は必ず通るといっても過言ではない作品。

 

総評

今回紹介した「オールラウンダー廻」の総得点は70点でした。

技術を丁寧に説明しているので、どのような状態になっているのかわかりにくいグラウンドの攻防でも、非常にわかりやすく読むことができるのは、格闘技に詳しくない人でも読んでいて楽しめる作品だと思います。

もちろん、「グランドの展開とは何や」というところからの説明もあります。

 

普通に漫画としても面白い作品なので、格闘技が好きでもそうでなくても一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

同作者で他にも作品がありますので、他の作品も読み次第レビューしていこうと思います。

楽しみにしていて下さい!

 

では次の作品でお会いしましょう。

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