【漫画】ダーウィンズゲーム の評価と感想

50‘s

みなさんこんにちはKENTです。

 

悠久のときを経て、舞い戻ってまいりました。

生活環境が変わり、自分自身様々な変化がありました。

ただ、漫画を愛する気持ちだけは変わることがなく、こうしてまたレビューを書いていることに自分のアイデンティティを見出しているところです。

引っ越しに伴って、本棚を新調しちゃったりして、なんだかんだ新刊も買っちゃったりして、、。

 

たまりにたまったレビューをここに投下していきます。

 

あなたの助けとなれるレビューがここにはあります。

それでは早速紹介していきます。

 

タイトル:ダーウィンズゲーム

作者:FLIPFLOPs

巻数:全30巻

連載誌:別冊少年チャンピオン

 

あらすじ

平凡な高校生の少年カナメは、親友のキョウダから「ダーウィンズゲーム」という謎のアプリの招待を受けたことから、超能力同士の殺し合いゲームに巻き込まれる。また、その際に「シギル」と呼ばれる不思議な能力を授かることになる。

 

累計発行部数1000万部越えの、別冊少年チャンピオンが誇る名作であり、2020年にはアニメ化もされた作品を各項目に分けて評価していきます。

 

ストーリー(13点)

大枠でいえばGANTZのような作品で、特に後半になるにつれてその純度は増していったという印象。

物語の序盤は、わかりやすいルールと、仲間が増えたり主人公の存在やチームが大きくなっていくことが読者をワクワクさせてくれていたが、ダーウィンズゲームの根幹に触れていくほどに物語の規模が壮大になっていき、後出しジャンケンのような設定が増えてしまった。

それでもダーウィンズゲームというもの自体は非常に面白い設定で、良くも悪くも作者の好きなように描けるのはかなり味のする設定だった。

 

作画(11点)

若干の劇画風で少し古い絵柄にも感じた。

ペンネームはひとつだが、実際は原作と作画に分かれており、作画だけとすると少し物足りない感じがした。

前半、中盤、後半と作画の変動があったが、中盤の作画が画力とデザインともに最も安定しており、後半はデザインの面でいくつか受け入れがたいものがあった。

 

独創性(10点)

よくあるテーマとよくあるテーマをダーウィンズゲームという設定の上にのせることによって、そのなかに独創性を見出そうとした感じ。

通常の作品であれば、その世界を形作る存在は触れることができないか、主人公がその存在になるかという2パターンで構成されるはずで、そこから外れた構成というのは非常に斬新ではあったものの、その期待に応えることはできなかった。

あと、捨て設定が多いのが残念。

 

キャラクター(13点)

主人公は何者なのか、どうしてこのゲームにそこまで本気になれるのか、恐怖心はどこへいってしまったのか。最後までわからなかった。

それでも、周りの登場人物が個性豊かかつ、背景がしっかり描写されていたのである程度気持ちをのせて読み切ることができた。

可愛いキャラが多いのは、作中で癒しだった。

 

影響力(12点)

別冊少年チャンピオンにおいて言えば、間違いなく歴代の中でもトップクラスの作品であり、アニメ化までされたので、本誌を読んでいない人でも知っている作品と言える。

影響力があるというよりは影響を受けた作品があり、それを別の形で表現したかったというのが感じ取れる作品であったものの、新たな価値を提示しようとした点は評価されるべきである。

 

総評

今回紹介した「ダーウィンズゲーム」の総得点は59でした。

忙しいながらもなんだかんだすぐに全巻読み切れるほど、スピード感のある作品でした。

レビューにも書いた通り、後半からは物語が複雑になっていくものの、既にGANTZを楽しく読めていたので特段気にすることなく読むことができました。ただ、GANTZと異なる点は前提条件としてSFかそうでないかというところであり、規模の拡大に対して不快感を覚える人も少なからずいると思います。

それでも全体的には読んでいて楽しい作品ですので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

それではまた次の作品でお会いしましょう。

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