【漫画】テルマエ・ロマエ の評価と感想

70‘s

みなさんこんにちはKENTです。

 

昨今では、整うなる言葉が流行し、サウナや銭湯、温泉などに行く人が非常に増えたように感じます。

私自身は、クラクラしてしまってあまり得意ではないのですが、日本の文化のようなお風呂が改めて日の目を浴びているのはとても興味深いものです。

 

今回はそんなお風呂にスポットを当てた作品を紹介していきます。

あなたの助けとなれるレビューがここにはあります。

 

それでは早速紹介していきます。

 

タイトル:テルマエ・ロマエ

作者:ヤマザキマリ

巻数:全6巻

連載誌:月刊ビームコミックス

 

あらすじ

古代ローマ帝国の浴場設計技師が、ある日現代の日本の銭湯にタイムスリップする。そこで初めて見る日本人の平たい顔に戸惑い、彼らの進んだ風呂文化に衝撃を受ける。

やがて彼は古代ローマに戻り、その風呂文化を取り入れた浴場を設計し、大評判を呼ぶ。

 

累計発行部数が900万部を超え、世界各国で様々な賞を受賞した名作を各項目に分けて評価していきます。

 

ストーリー(17点)

日本のお風呂と古代ローマを結びつけるという発想は非常に面白かった。

日本というよりは、現代の技術に驚く古代ローマ人と、現代の日本には失われた大和魂とも似たアツい気持ちを持つローマ人の感情の動きを中心において楽しむことができる。

ただ、恋愛パートが著しくつまらない。

 

作画(16点)

かなりレベルは高い。

純粋なデッサン力はもちろん、私たちが実際には見たことのない古代ローマ人をこのレベルで描けているのはすごい。

作品の隅々から技術の高さをうかがえるが、その一方で漫画に向いているかはわからない。

 

独創性(15点)

上記したように古代ローマ×日本のお風呂というのは非常に画期的であったものの、作品の大枠はタイムスリップものであり、よくある設定に斬新なものが乗っかっているだけではあった。

それでも、その分かりやすさが突飛なテーマでも大衆にウケた理由であると考えられるので、大きな割引は無し。

 

キャラクター(10点)

ひとりひとりが丁寧に表現されいたが、そもそもイタリア人と多く触れることもない私たちが、手に入れる情報量としては多すぎるかつ、ローマの時代背景や、ローマ人の特性のようなものを理解しきれていない為、世界観に入りきることができなかった。

 

影響力(16点)

昨今の漫画原作の実写映画としては最高レベルに成功した作品で、その実写映画だけでなく、ノイタミナでアニメ化されたり、Netflixでもアニメ化されるなど名作といわれるものの仲間入りを果たした。

古代ローマ関係において学術的にも優れている作品であり、しっかり作りこまれているからこそ大衆にも認知される名作となったといえる。

 

総評

今回紹介した「テルマエ・ロマエ」の総得点は74点でした。

全6巻と非常に短いが、丁寧に作品が作りこまれているため読みごたえがあり、無駄のない作品でした。

最近はジャンプ+で「続 テルマエ・ロマエ」の連載が始まったということで、再度注目されることかと思います。

そちらも完結し読み終わり次第、レビューしていこうと思いますので、お楽しみに。

 

それではまた次の作品でお会いしましょう。

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