【漫画】バクマン。 の評価と感想

90’s

みなさんこんにちはKENTです。

 

昔、漫画家になることを夢見ていた時がありました。

それは、一瞬の出来心のような夢で、今では実現させる努力すらしていないようなものですが、それでも思い描いているときはありました。

というのも、やはり漫画家を目指す漫画に憧れて、漫画を描いてみたくなって、気づけばそう思っていました。

 

そんな読めば誰しもが漫画家を目指してみたくなる。

そんな作品のレビューがここにはあります。

それでは早速紹介していきます。

 

タイトル:バクマン。

原作:大場つぐみ

作画:小畑健

巻数:全20巻

連載誌:週刊少年ジャンプ

 

あらすじ

中学3年生の真城最高(サイコー)は高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っていた。サイコーの叔父はかつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうで、連載打ち切り後の過労によって亡くなった過去があった。

ある日サイコーは些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで作家志望の高木秋人(シュージン)に「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。

 

累計発行部数は1500万部を超える名作を各項目に分けて評価していきます。

 

ストーリー(17点)

物語の本筋は、少年少女が夢に向かって突き進んでいくというお話なので、非常にオーソドックスであるが、その一方で業界のリアルが描かれているので、キレイごとだけではない社会のリアルも描かれているところが評価に値する。

これを少年誌で連載できるように作り上げたという異常さがさすがとしか言えない。

 

作画(20点)

毎度のことですが、圧巻の画力であり、今回は少しデフォルメも入っているようなタッチだったがさすがだった。

「DEATH NOTE」時代よりも特徴的なデザインが多く、ノンフィクションのような作品を漫画として仕上げていた。

 

独創性(18点)

漫画家を目指すという作品はたくさんあるなかで、漫画家なら一度は目指すであろう週刊少年ジャンプをテーマにし、それを週刊少年ジャンプで連載するということは異質だった。

また、ストーリーのリアルさが、漫画界のタブーに触れているように感じて非常に興味深いものとなっていた。

 

キャラクター(18点)

この物語最大にして唯一の違和感は主人公2人の異常さで、どうしてここまで漫画に対する熱量があるのかの動機づけが意外となされておらず、普通でありたいとする普通じゃない人が描かれているさまが奇妙である。

ただ、その奇妙さこそが漫画家たる所以であるとも言え、物語を成立させている大きな要素だとも考えられる。

 

影響力(17点)

この物語を経て多くの漫画家が生み出されたかどうかはさておき、読者が漫画家というものに対して持っていたイメージは大きく変わり、より深く理解できるようになったと思われる。

また、作品としてもアニメだけでなく、実写映画化もされ大衆にも認知される作品となった。

 

総評

今回紹介した「バクマン。」の総得点は90点でした。

「DEATH NOTE」のコンビということで、連載開始前から何かと話題を呼んだ作品で、1巻初版も15万部と異例のスタートを切ったのを覚えています。

美しすぎるサクセスストーリーは、時には他者を寄せ付けないと思っていましたが、その考えが打ち砕かれた作品です。

こんな人生を歩みたかったなという少しばかり羨ましい気持ちもありながら、それでも最後まで一周で走り切れるほどに完成度の高い作品でもあります。

 

全20巻と少な目ながら非常に満足度の高い作品ですので、ぜひ気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

他にもたくさんのレビューを書いていきますので、楽しみにしていてください。

それではまた次の作品で。

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