【漫画】プラチナエンド の評価と感想

70‘s

みなさんこんにちはKENTです。

 

最近は月間で100冊ほど漫画を読んでおりますが、その大半が読んだことある作者さんの過去作や次回作などで、今回紹介するのもそんな作品です。

人は気になる人の過去や未来に大きな期待を膨らませ、そして勝手に喜んだり悲しんだりする生き物であると私は思っています。

その期待がその人にとってどれほどの力を持っているのか知る由もないのに。

 

それでも私は過去や未来も含めてその人の今があると思うので、今の私が感じるその人の今についてこれからもここに記していこうと思っています。

 

あなたの助けとなれるレビューがここにはあります。

それでは早速紹介していきます。

 

タイトル:プラチナエンド

原作:大場つぐみ

作画:小畑健

巻数:全14巻

連載誌:ジャンプスクエア

 

あらすじ

生きる希望を失った主人公の架橋明日は中学卒業の日にマンションの屋上から飛び降り自殺を図る。しかし地面に諸突する寸前に天使のナッセによって命を救われる。

ナッセから天使の翼と矢を授けられた明日は、同等の力を授けられた12人と神候補選びに巻き込まれることになる。

 

累計発行部数450万部を超える期待作であり、伝説のタッグ第3作品目を各項目に分けて評価していきます。

 

ストーリー(14点)

さすがは大場先生といったところで、全体的に非常にまとまっており無駄のない作品となっていた。

大枠の構成は非常にありがちな内容で、「デスノート」のような雰囲気を漂わせる「バクマン。」であった。

ただ、今作は設定上の能書きが多いよ。

私たち読者はバカだけど馬鹿にされるのは好きじゃない。

理解できないけど、理解しようと読むのだから。

 

作画(20点)

何も言うことはない。

小畑先生の絵は素晴らしい。

「バクマン。」で少し丸くなった作画も、作風にあわせてまた「デスノート」の様な作画を見ることができたのは嬉しい。

 

独創性(12点)

最終巻で描かれていたことが、今作でやりたかったことの全てのように感じたのは、それまでの13冊で描かれていたことがとても普通であったということの裏返しであり、まるでこの世界観である必要がないようにも感じた。

「バクマン。」の作中作品から派生した作品の様でそのようなつなげ方は非常に珍しかったが、その一方で高まる期待感に応えられたとは言い難い作品となった。

 

キャラクター(15点)

基本的には数人で話が展開されていくため、ひとりひとりにしっかりとフォーカスが当たっており、かつ心理的な側面に頻繁に触れる作品であることから個性豊かとはいえないが、個人を理解することはできた。

「デスノート」は恵まれて育った主人公が「不幸」で終わる作品であるのに対し、今作は自殺にまで追い込まれた主人公が「幸せ」に終わるという対比を描こうとしていたようだが、その結果、主人公に対する期待感がまるでなかった。

 

影響力(12点)

やはりあのふたりの最新作ということもあって、多大なる期待のもと連載がスタートされ序盤から作品の知名度はあったものの、抱いていたインパクトほどのものはなく、アニメ化のされるもののそこまでといったところだった。

影響力があるというよりは影響を受けた作品があり、それを別の形で表現したかったというのが感じ取れる作品であったものの、新たな価値を提示しようとした点は評価されるべきである。

 

総評

今回紹介した「プラチナエンド」の総得点は73点でした。

高級寿司の味が思っていたほどでなくても、結局寿司は美味いというのが世の常であり、

デスノートほどでなくても、プラチナエンドはおもしろいというのが正直なところです。

 

各項目の評価内容は厳しく書いているものの、実際の点数はそこまで低いということはなく、むしろこのサイトにおいては高い方ともいえるので、気になる方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

それではまた次の作品でお会いしましょう

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