【漫画】鋼の錬金術師 の評価と感想

90’s

みなさんこんにちはKENTです。

 

私の様な労働者は、労働を対価として賃金を得ています。

いくらお金が欲しいと思っても、それに見合う価値や労力を提供できなければ手にすることはできません。

 

そんな世の中の摂理をテーマとして描く、至高の物語のレビューがここにはあります。

みなさんが漫画を手に取るきっかけとなれたら嬉しいです。

 

それでは早速紹介していきます。

 

タイトル:鋼の錬金術師

作者:荒川弘

巻数:全27巻

連載誌:月刊少年ガンガン

 

あらすじ

エドワード(エド)と弟のアルフォンス(アル)は、幼い頃、流行り病で亡くなった母親を生き返らせるため、人体錬成という禁忌を犯し失敗する。

失敗のリバウンドで体の一部と弟の体を失ったエドは、失った自身と弟の体を取り戻す旅に出る。

 

スクエアエニックス社が誇る、史上最高傑作を各項目に分けて評価していきます。

 

ストーリー(19点)

明確に物語のテーマが伝わりやすい、非常に分かり易い構成で、広げた風呂敷もしっかりと畳まれていて素晴らしい出来だった。

命、家族、物事の価値など、重く難しいテーマを複数扱っているのにもかかわらず、そのいくつかが絡み合っても崩れない緻密さを感じた。

1点割り引いた点としては、どこと言及はしないが、等価交換が本当に等価であるか疑ってしまったシーンが存在した。

それでも傑作であることに疑いの余地はない。

 

作画(14点)

全体的に丁寧に描かれていて見やすい作画とはなっているものの、キャラの表情が苦手なのか、少し違和感のあるところも存在した。

魅力的なおじさんがたくさん出てくる一方で、女性キャラで魅力的に映るのはそこまで多くなかった。

戦闘シーンは迫力があって良い。

 

独創性(19点)

錬金術師というのは、少年漫画のテーマとして非常に扱いやすいもので、安易に考えうるのはさまざまなものを錬金して、それを武器として戦う王道バトルものであるが、この作品は錬金のきっかけとなる等価交換に重きを置くことで、異質な作品として確立している。

 

キャラクター(20点)

無駄な登場人物がひとりとして存在しない稀有な作品で、敵も味方にも感情移入できるほど、登場人物の背景が丁寧に描かれている。

等価交換というテーマと同時に、それによってかき乱されるさまざまな家族の形があり、母親はいないが弟のいるエドを中心に出会いと別れを繰り返し泣ける場面も多かった。

 

影響力(20点)

累計発行部数は全世界で8000万部を超える、スクエニ史上最高傑作であり、日本の漫画史上でもかなり上位の作品であることに疑いの余地はない。

また、最終巻は初版152万部という異例の発行部数をたたき出した。

アニメやゲーム、舞台さらには実写映画など関連作品は数知れず、最終話が掲載された月刊少年ガンガンは通常の2割増しで発行されたにもかかわらず完売し、次号に再び最終話が掲載されるという異常事態が発生した。

疑いようのないレジェンド作品。

 

総評

今回紹介した「鋼の錬金術師」の総得点は92点でした。

私自身中学生の頃に全巻購入したのですが、なぜか最近まで読んだことがなく、いざ読んでみたら神でした。

なぜ今まで読んでこなかったのか、ほんとに勘の悪いガキでした。

 

私自身、この作品に出てくるようなイケおじになりたいです。

 

絶対に後悔しないので、まだ読んだことのない人は是非手に取ってみてください。

それではまた次の作品で。

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