【漫画】黒子のバスケ の評価と感想

50‘s

みなさんこんにちはKENTです。

 

バスケは好きですか?

昨今は、バスケワールドカップの日本開催もあり、また渡辺雄太選手のBリーグ電撃参戦もあって、国内のバスケ人気が再燃しているところではあります。

 

スラムダンクとともに歩んできた日本バスケ界。

そこに異なる角度から登場し、バスケの裾野を広げた作品のレビューがここにはあります。

それでは早速紹介していきます。

 

タイトル:黒子のバスケ

作者:藤巻忠俊

巻数:全30巻

連載誌:週刊少年ジャンプ

 

あらすじ

帝光中学校バスケットボール部。部員数は100を超え全中3連覇を誇る超強豪校。その輝かしい歴史の中でも特に「最強」と呼ばれ、無敗を誇った10年に1人の天才が5人同時にいた世代は「キセキの世代」と呼ばれている。

が、「キセキの世代」には妙な噂があった。誰も知らない、試合記録もない、にもかかわらず、天才5人が一目を置いていた選手がもう1人、「幻の6人目」がいたと。

 

累計発行部数は3000万部を超える、新時代のバスケ漫画を各項目に分けて評価していきます。

 

ストーリー(5点)

既視感しかない。

特に「アイシールド21」と比較しやすく、3年生がいない2年生、1年生だけで構成されていたり、大会の進み方や、主人公の存在、技の仕組みなど共通している部分は多い。

某事件が起きた時私は中学生でしたが、中学生の当時ですら犯人は怒り狂った「アイシールド21」の作者ではないかと思うほどだったので、これは相当なものだと思われる。

もちろん、ほとんどの部分で既視感はなかったが、一部の部分が非常に重要な部分かつそれを中学生に悟られてるようではいけないと感じた。

 

作画(15点)

序盤の下手さとは裏腹に、中盤から突如画力が覚醒し、最終的には上手いといわれる部類にまで進化した。

これほどまでの画力の進化がなければ、ある種キャラのビジュアルで推していた作品がここまで人気になることはなかったといえる。

終盤は、ビジュアルだけでなく試合のスピード感、躍動感も含めて良い作画だった。

 

独創性(3点)

ストーリー同様既視感しかない。

上記したように、他の作品と共通している部分が多く、それが物語の根幹をなしている部分であることが多いため、どこかスムーズに読み進めることができないのはストレスだった。

同じアメリカが母国のスポーツを題材として扱う以上、展開が似てしまうのは仕方のないことであるが、角度を変えて自身の味をつけることが作者に求められていることであったと思う。

 

キャラクター(17点)

やはり、バスケということでチームスポーツとしては少ない5人に主なフォーカスを当てればよいので、ひとりひとりを丁寧に描きやすく、感情移入しやすいような仕組みになっていた。

色や可視化しやすい能力など、キャッチ―なつくりになっており、ビジュアル以外にも新規層が入ってきやすい状態になっていたのも良かった。

 

影響力(16点)

週刊少年ジャンプのバスケ漫画と言えば、1にスラムダンク、2に黒子のバスケというほどに地位を確立した作品で、純粋な話の面白さだけでなく、キャラクターのビジュアルでテニスの王子様的人気を得た作品でもある。

アニメや映画も上映され、バスケ好きやマンガ好きだけでなく大衆からも認知を得た作品であるといえる。

 

総評

今回紹介した「黒子のバスケ」の総得点は56点でした。

個人的にはアイシールド21への愛が強すぎるあまりか、かなり厳しい評価となりました。

全くのファンタジーであればオリジナリティを出しやすい一方で、職業やスポーツなど既存のものをテーマにして描く場合どうしてもオリジナリティを出しにくくなってしまう。

ただこれは裏を返せば、既存のものは描きやすい一方で、ファンタジーなどであればとっかかりを描くところから困難であり、そのメリットデメリットでいえば対等に評価すべきであると思っています。

 

したがって、スポーツを描く場合は、そこにいかにオリジナリティを加えることができるかが最大の評価ポイントであると考えますので、今回の評価は妥当だと思っています。

他にもたくさんの作品のレビューをしていきますので、一貫性のある評価を心がけてこれからも書いていこうと思います。

それではまた次の作品でお会いしましょう。

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