【漫画】BTOOOM! の評価と感想

70‘s

みなさんこんにちはKENTです。

 

みなさんはどの程度オンラインゲームをやっているでしょうか。

そもそも全くゲームをしないという人もいるでしょうが、私は暇さえあればゲームするタイプの人間です。

本当は仕事もいかず、ずっとゲームをしていたいくらいですが実際はそうもいかないものです。

ただ、今回紹介する作品は実際に働かずゲームばかりしている人間が主人公の話です。

 

みなさんの助けになれるレビューがここにはあります。

それでは早速ご紹介していきます。

 

タイトル:BTOOOM!

作者:井上淳哉

巻数:全26巻(27冊)

連載誌:週刊コミックバンチ→月刊コミック@バンチ

 

あらすじ

自宅で日々オンラインゲームに没頭していた主人公は、世界ランキング10位の「SAKAMOTO」として注目される存在であり、ゲームの運営会社であるティラノスでデバックもしていた。

定職につかない息子を持て余した母親は、ティラノスから送られてきた用紙に息子の名前を書いて、自らも自殺未遂を図る。

ある日主人公は、南海の孤島のジャングルで目を覚ますと、訳も分からないまま8種類の爆弾である「BIM」で殺し合いを強いられることとなる。

 

知る人ぞ知る王道デスゲームを各項目に分けて評価していきます。

 

ストーリー(16点)

昨今よく見るデスゲーム系ではあるものの、オンラインゲームをプラットフォームとしたリアルバトルであるため、元警察や自衛官、そしてアスリートといった身体能力の高い人間が無双するという展開だけでなく、元となったオンラインゲームをプレイしていた人間も無双するという展開があり、複数の戦い方を見ることが出来るのは面白かった。

また、デスゲームの参加者に選ばれる仕組みと、デスゲームを経て登場人物の心情が変化していく様が分かり易く良かった。

 

作画(15点)

基本的には非常にきれいで良かった。

背景が特に優れており、どこか本当に存在しそうな島がそこにはあった。

リアルな世界観の一方で、人物については若干のバランスの悪さがあり、またわかりにくい構図で描かれてることもあったのが少し残念ではあった。

それでも、全体を通してかなりレベルは高い。

 

独創性(18点)

上記した通り、デスゲームの設定が他のデスゲーム系作品とは少し異なり、それが物語を見やすくしているのは非常に良いと思われる。

また、特筆すべき点は最終巻にあり、マルチエンディングというのは今まで見たことのない試みで、世間が求めているものと、作者が描きたいものの両方を楽しむことが出来るというのは素晴らしかった。

 

キャラクター(18点)

登場人物の名前が歴史上の人物をモチーフにしているというのは、ドラゴンボールの様で個人的には覚えやすくて良かったと思う。

また、デスゲームの参加者である32人全員が登場したことも新鮮で、捨てキャラが実質存在していないというのは評価に値する。

 

影響力(12点)

週刊コミックバンチという現在では休刊になっている雑誌で連載され、ここまで評価をあげたというのは信じられないことであり、アニメ化までされ、大衆に認知されるまではいかなかったものの、圧倒的な存在感を残した。

表紙の特異性から、読んだことはなくても本屋で見たことある人や、「なにこのゲームみたいなのは」となった人は多いと思われる。

 

総括

今回紹介した「BTOOOM!」の総得点は79点でした。

デスゲーム作品であって、ただのデスゲーム作品ではない。

かなり異質な作品であるにもかかわらず、累計発行部数は450万部を超える名作で、スピンオフ作品も発表されている様なので、読み次第そちらもレビューしていこうかと思います。

 

それではまた次の作品でお会いしましょう。

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