みなさんこんにちはKENTです。
最近は引っ越しの準備で忙しく、なかなかレビューが書けていませんでしたがみなさんお元気ですか?
荷造りで部屋を片付けていると、懐かしいものが出てきてついつい時間を奪われてしまうものです。アルバムはもちろん漫画もたくさん出現し、読んでしまうのをどうにかしたいところですが、せっかく読んだのでレビューまでしていきたいと思います。笑
あなたの助けとなれるレビューがここにはあります。
それでは早速紹介していきます。
タイトル:Doubt
作者:外海良基
巻数:全4巻
連載誌:月刊少年ガンガン
あらすじ
ウサギ(プレイヤー)の中に紛れ込んだ嘘つきオオカミを探し出すゲーム「ラビット・ダウト」。参加者は全員、ウサギの形をしたマスコットや人形を所持する。ゲームを失敗すると参加者が一人ずつオオカミに殺されていくという仮想ゲーム。
ある日そのゲームが現実の通りになり、主人公をはじめとする6人の少年少女が悪夢のような殺人ゲームに巻き込まれていく。
ストーリー(3点)
ダンガンロンパになれなかった作品。
着想を思えば同等かそれ以上の作品にすることもできたであろうが、登場人物の動機づけも含めて雑な展開が多く、先の読めるストーリーとなってしまっていた。
ゲームの「ラビット・ダウト」と、現実の「ラビット・ダウト」のゲーム性の違いが大きく、むしろゲームというよりは殺戮とまで言える全く別物として展開されたため、ゲームとしての「ラビット・ダウト」の情報はむしろいらなかった。
まあ、面白くない。
作画(4点)
典型的な上手くない作画。
ギャグ漫画ならまだしも、シリアスな作品でこの作画ではなかなかストーリーに入り込むことができなかった。
登場人物の見分けがつきにくく、デザインも特筆すべきところがないためこのような評価となった。
独創性(11点)
現在ではよくあるデスゲームものといった感じだが、この当時はその先駆け的な立ち位置にいたはずで、時代を変えうる作品であったことは違いないが、やはりデスゲームの大枠を作ったというだけで、その内容までもデスゲームとして地位を確立させることはできなかった。
デスゲームの「デス」の段階の作品。
キャラクター(1点)
「ほんで、誰のなんやねん」といった感じで、どうしてデスゲームをやりたかったのかも、どうしてこの人たちに対してなのかも、なにも覚えていないほどに薄かった。
殺されてもなんやねんといった感じで、そこには悲しみも憎しみも、ドキドキもハラハラも何もなかった。
読んだ次の日で、誰も思い出せないレベル。
影響力(9点)
ダンガンロンパのような作品に影響を与えているかもしれないとすれば、それは評価されるべきポイントであり、続編が連載されるなどのことも含めて評価に値すると思われる。
ただ、作品の完成度を思うとそこまで影響力があったのかは当事者しかわからないところ。
総評
今回紹介した「Doubt」の総得点は28点でした。
時間がないと言いつつ読んだ作品で、このレビューになったことに少し悲しみを覚えています。
どうせなら、もう少しい有意義な作品を読みたかったですし、読んだことに罪悪感を覚えるものが良かったなと思います。
ただ、続編があるということでここからの巻き返しに期待も込めて読みたいと思っています。
そして、読み終わり次第またレビューしていこうと思いますので楽しみにしていてください。
それではまた次の作品でお会いしましょう。
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