みなさんこんにちはKENTです。
最近は、書店に並ぶ作品だけが全てとは限らず、さまざまなメディアに目を向けなければ、本当に好きな作品に出合うことは難しくなってしまいます。
逆に言えば、情報源を網羅できれば、自分の好きなジャンル、好きな作品に無限に出会うことができるとも言えます。
なかでも、SNSで公開されている作品の注目度が昨今は非常に高く、マンガ好きなら見逃すことはできません。
今回はそんなSNSで人気となった作品を各項目に分けて評価していきます。
あなたの助けとなれるレビューがここにはあります。
それでは早速紹介していきます。
タイトル:ヤンデレかと思ったらもっとヤベー女だった
作者:八木戸マト
巻数:全7巻
あらすじ
ヤンデレちゃんから、もう、逃げられない(はーと)
「やれやれヤンデレか……」と思いきや、あれ、どうも彼女の様子がおかしいゾ―?
アナタを重い重い愛の沼に引きずり込む、ちょっぴりコワい彼女から目が離せない!
ストーリー(6点)
特段ストーリーっといったものはなく、短話完結といった感じで展開されていく。
メインの主人公とヒロインの関係性が少しずつ変化していくためのイベントが発生するのみで、大きな変化はなく、ヤンデレというよりは「シャイ」から「デレデレ」への変化という感じがした。
まあ、ふたりが幸せならそれでオッケーです。
作画(12点)
多少の粗さは感じるものの、全体的にまとまっており良かった。
特に表情が良く、喜怒哀楽をしっかり表現できていたが、モブをないがしろにするのは少しいただけない。
独創性(8点)
まあ普通。
でかつ、タイトルにあるような「ヤンデレ」をそこまで生かしきれていなかった。
「ヤンデレ」は外的なものではなく、内在しているものであると思うので、ただ傷ついたり、ただ落ち込んだりすればいいだけとは思わない。
だからこそ、残念寄りの普通。
キャラクター(10点)
「ヤンデレ」という前提条件がブレているので評価しにくいところではあるものの、「シャイ」なヒロインが主人公とかかわっていくうちに少しずつ明るくなっていき、最終的には「デレデレ」になっていくという変化を楽しむことができた。
最初は作品の作り方のこともあって、感情移入のしにくい作品だったものの、他の登場人物を描くことによって魅力的な人物に仕上がった。
影響力(7点)
本誌での連載がなく、Webで展開していた作品の為、一般的な認知度は低いものの、SNSでバズって人気になった作品のため一部からは支持されている。
また、テーマとして昨今は「ヤンデレ」が注目されていることもあって好きな人は一度は触れたことのある作品といえる。
総評
今回紹介した「ヤンデレかと思ったらもっとヤベー女だった」の総得点は43点でした。
自分自身が年を重ねるにつれて、人からの愛を感じる機会が少なくなっている気がします。
一度でいいから、このヒロインくらいの愛を受けてみたいものですが、いざ受けてみると重いものなのでしょうか。
たのむ、誰か俺を愛してくれ!!
それではまた次の作品でお会いしましょう。
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